羽尺地(読み)はじゃくじ

精選版 日本国語大辞典 「羽尺地」の意味・読み・例文・類語

はじゃく‐じ‥ヂ【羽尺地】

  1. 〘 名詞 〙 羽尺反物大人の羽織一枚を作るために織り出された織物。ふつう鯨尺で幅九寸五分(約〇・三六メートル)、長さ二丈五尺(約九・四五メートル)内外

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「羽尺地」の意味・わかりやすい解説

羽尺地【はじゃくじ】

おとな用の羽織一枚を作るのに要する布地並幅(約36cm)で,長さは大体9〜11mだが,かつて作られていた中羽織や茶羽織用は6m前後。絵羽織用の布地は裁断し仮仕立てをして市販されるので,普通羽尺地とはいわない。
→関連項目織物反物

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android