日本歴史地名大系 「羽束師」の解説 羽束師はつかし 京都市:伏見区志水村羽束師[現在地名]伏見区羽束師天平勝宝元年(七四九)一一月三日付の奴婢帳(正倉院文書)に「羽束里」とみえ、「和名抄」にも羽束郷が記される。更に羽束師の地名は、「延喜式」所載の羽束師坐高御産日(はつかしにいますたかみむすひ)神社との関係で、「続日本紀」大宝元年(七〇一)四月三日条に「波都賀志神」、「三代実録」貞観元年(八五九)九月八日条に「羽束志神」とみえる。また「延喜式」(内膳司)には羽束師薗の名を見いだすことができる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by