伏見区(読み)ふしみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「伏見区」の解説

伏見〔区〕
ふしみ

京都市南部の区。 1931年伏見市と付近の町村が京都市に編入されたのに伴い新設。東山連峰の南への延長部である桃山丘陵と,その西側に広がる低地,東側の醍醐などの地区を含み,南は宇治川南岸の向島地区にまで及ぶ。中心をなす伏見の町は,文禄年間 (1592~96) 豊臣秀吉が桃山丘陵南端に築いた伏見桃山城 (伏見城 ) の城下町として発展。江戸時代は高瀬川によって京都と結ばれて川水運の重要な河港となり,大坂と京都を結ぶ中継地として栄えた。酒造地としても知られ,現在でも酒造業は盛ん。近郊農業地帯であったが,工場用地化,住宅地化も進み,大規模な住宅団地が続々と建設され都市化が著しい。伏見桃山城,稲荷大社,桃山御陵,醍醐寺法界寺などがあり,特に醍醐寺は国宝の建造物,書画で知られ,各社寺には名勝史跡が多い。面積 61.66km2。人口 28万655(2015)。

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