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耐環境強化素子 たいかんきょうきょうかそし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

耐環境強化素子
たいかんきょうきょうかそし

放射線,熱,機械的振動,衝撃などの厳しい環境下においても安定に動作し,高度の情報処理その他が可能な機器や装置の使用に耐えうる素子。γ線,電子線,X線中性子などの放射線が集積回路や単体半導体素子に照射されると,漏れ電流の発生や回路動作点が変化し,正常動作が損なわれる。放射線耐性を持たせるために絶縁膜上に素子を形成したり,半導体材料に GaAs (ガリウムヒ素) を用いたりする。耐熱素子として,300℃以上でも動作可能な半導体である SiC (炭化ケイ素) を用いた素子が開発されている。振動,衝撃に対しては,それぞれ 40G,3000G以上に耐えられるようリード線取付法などに工夫がある。これらの素子は,宇宙空間や原子炉,消火用ロボットなどの次世代の素子として開発が進められている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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