コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ろうlóu

世界大百科事典 第2版の解説

ろう【耬 lóu】

中国,華北地方の乾地農法で早くから考案された播種(はしゆ)器。普通畜力を使用する。簡単にいえば浅い蒔溝(まきみぞ)を作るための作条犂(り)に種箱を付着させたものと考えればよい。華北の乾地農法では土壌を耕起するとすぐに播種する必要があるため,牛牽の犂に接して耬をひくのが理想的といえるので,耬が考案されたのは牛犂が普及しはじめてまもなくのことと思われる。もっとも土質の柔軟なところでは,作条犂に種箱をつけて二つの作業を同時に済ませることもできるので,耕犂の発達前に作られたものかもしれない。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android