播種（読み）ハシュ

デジタル大辞泉

は‐しゅ【^×播種】

［名］(スル)
１ 作物の種をまくこと。種まき。「秋野菜を播種する」
２ ウイルスや癌細胞などが生体内で最初に感染または発生した場所から離脱し、体液の流れに乗って体全体に広がったり他の臓器に転移したりすること。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

はん‐しゅ【播種】

1. 〘 名詞 〙
2. ① ＝はしゅ（播種）①
   1. [初出の実例]「悄(ひそか)に其土宜を相(さう)して、播種(ハンシュ)を試みしに、幸ひに年穀豊稔して、貲財繁殖せり」(出典：造化妙々奇談（1879‐80）〈宮崎柳条〉二編)
3. ② 種をまいたように細菌または癌細胞などが体内に分布すること。

は‐しゅ【播種】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 耕地に作物の種子をまくこと。たねまき。
   1. [初出の実例]「五穀を播種し」(出典：自由之理（1872）〈中村正直訳〉三)
   2. [その他の文献]〔孟子‐告子上〕
3. ② ⇒はんしゅ（播種）②

出典　精選版 日本国語大辞典

改訂新版　世界大百科事典

播種 (はしゅ)

→種まき

出典　株式会社平凡社「改訂新版　世界大百科事典」

普及版 字通

【播種】はしゆ

種まき。

字通「播」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

日本大百科全書(ニッポニカ)

播種
はしゅ

→種播き

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

世界大百科事典（旧版）内の播種の言及

【種まき】より

…作物の種子を圃場（ほじよう）または苗床にまきつけることで，播種（はしゆ）ともいう。種まきは作物栽培の出発点にあたり，スタートを順調にすることが，その後の生長を保障する要件となる。…

※「播種」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」