きこえ‐な・す【聞做・聞為】
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「いいなす(言做)」の謙譲語 ) ありのままでなく、作為をまじえて申しあげる。とりなして申しあげる。わざと、そのように申しあげる。
- [初出の実例]「帝のなめしと思し召しぬべき事を、つくりいでつつきこえないける間に」(出典:大和物語(947‐957頃)二条家本附載)
- 「事しも咀(のろ)ひなどし給ひつらんやうにきこえなすも」(出典:栄花物語(1028‐92頃)月の宴)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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