聞こえ做す(読み)きこえなす

精選版 日本国語大辞典 「聞こえ做す」の意味・読み・例文・類語

きこえ‐な・す【聞做・聞為】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「いいなす(言做)」の謙譲語 ) ありのままでなく、作為をまじえて申しあげる。とりなして申しあげる。わざと、そのように申しあげる。
    1. [初出の実例]「帝のなめしと思し召しぬべき事を、つくりいでつつきこえないける間に」(出典:大和物語(947‐957頃)二条家本附載)
    2. 「事しも咀(のろ)ひなどし給ひつらんやうにきこえなすも」(出典栄花物語(1028‐92頃)月の宴)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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