きい【聞】 て 呆(あき)れる
- ( 明和(一七六四‐七二)頃から江戸で用いられたはやりことばで、「何々が聞いて呆れる」の形で用いられる。初めは他の人の言葉を受けて、しゃれて別の言葉に置きかえ「何々が聞いて呆れる」としたが、後には他の人の言葉を受けて他の人の言葉を否定したりからかったりする意に用いた ) 呆れる。まじめに聞けない。〔洒落本・辰巳之園(1770)〕
- [初出の実例]「『なんでも見通しだ』『なんだ見通しだ、おく座敷が聞てあきれるは』」(出典:咄本・無事志有意(1798)辻八卦)
- 「何、猫だ? 猫が聞いてあきれらあ」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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