聞流(読み)ききながし

精選版 日本国語大辞典 「聞流」の意味・読み・例文・類語

きき‐ながし【聞流】

〘名〙 聞きながすこと。聞き捨てにすること。
歌舞伎彩入御伽草おつま八郎兵衛)(1808)序幕「その入り訳を聞きながら、聞(キ)き流(ナガ)しにもなるまい」

きき‐なが・す【聞流】

〘他サ五(四)〙 聞いても心にとめないでおく。聞きっぱなしにする。聞き捨てにする。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉五「ささやく田の次が兼言を、背にききながし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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