精選版 日本国語大辞典 「聞落」の意味・読み・例文・類語 きき‐おち【聞落】 〘 名詞 〙① 聞きおとすこと。聞きおとし。聞きもらし。② 聞いただけで、恐れをなして逃げること。聞き逃げ。[初出の実例]「此の勢京へ寄せたらんに、六波羅よも一溜(たま)りも溜まらじ。聞(キキ)落にぞせんずらんと思ひ侮(あなど)って」(出典:太平記(14C後)八)③ 聞いて見ると思いのほかのことなので、興のさめること。 きき‐おとし【聞落】 〘 名詞 〙 話などを聞きもらすこと。ききおち。ききもれ。[初出の実例]「幾らか聞(キ)き落(オト)しもあるかも知れません」(出典:半七捕物帳(1923)〈岡本綺堂〉津の国屋) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例