聞覚(読み)ききおぼえ

精選版 日本国語大辞典 「聞覚」の意味・読み・例文・類語

きき‐おぼえ【聞覚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 以前に聞いた記憶があること。聞いたことがあるように感じること。
    1. [初出の実例]「背後に聞き覚へのある女の声がしたので」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四)
  3. 正式に習ったのではなく聞いていて覚えること。聞きかじり。耳学問
    1. [初出の実例]「僅(ほん)の聞き覚えの事なれば、所々些とづつ知って居ります許り」(出典人情本・恩愛二葉草(1834)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android