肌骨に砭す(読み)きこつにいしばりす

精選版 日本国語大辞典 「肌骨に砭す」の意味・読み・例文・類語

きこつ【肌骨】 に 砭(いしばり)

  1. ( 「砭」は古く中国鍼術に用いたという石針。肌や骨に石針を刺すの意 ) 寒さや恐怖などで、身のちぢむような思いをすることのたとえにいう。
    1. [初出の実例]「虚空にひびく音楽は、颯々凄々(さっさつせいせい)として人のきこつにいしばりす」(出典浄瑠璃甲子祭(1684)五)
    2. [その他の文献]〔欧陽脩‐秋声賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android