肩を脱ぐ(読み)かたをぬぐ

精選版 日本国語大辞典 「肩を脱ぐ」の意味・読み・例文・類語

かた【肩】 を 脱(ぬ)

  1. 肩の部分着物の外へ出す。上半身だけ着物を脱ぐ。肌脱ぎになる。→肩脱ぐ
    1. [初出の実例]「汝東の鄰へ行と思ば、左の肩をぬくべし。西の鄰へ行と思ば、右の肩をぬくべし」(出典:語園(1627)上)
  2. 決心して他のために力を貸す。一肌ぬぐ。
    1. [初出の実例]「僕も賛同せむ心なれども、こをもて目的ぞと宣給ひては、容易に肩(カタ)をぬぐ訳にはまゐらず」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 カタ 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android