精選版 日本国語大辞典 「背き離る」の意味・読み・例文・類語
そむき‐はな・る【背離】
- 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
- ① そむいて離れる。別れ遠ざかっていく。心が離れる。いやになる。
- [初出の実例]「それを、したがはず、そむきはなれなましかばと、よく思へば」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)三)
- ② 俗世からそむいて離れる。出家して俗世を離れる。
- [初出の実例]「さしていとはしきことなき人の、さわやかにそむきはなるるもありがたう」(出典:源氏物語(1001‐14頃)鈴虫)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...