背き離る(読み)そむきはなる

精選版 日本国語大辞典 「背き離る」の意味・読み・例文・類語

そむき‐はな・る【背離】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. そむいて離れる。別れ遠ざかっていく。心が離れる。いやになる。
    1. [初出の実例]「それを、したがはず、そむきはなれなましかばと、よく思へば」(出典:夜の寝覚(1045‐68頃)三)
  3. 俗世からそむいて離れる。出家して俗世を離れる。
    1. [初出の実例]「さしていとはしきことなき人の、さわやかにそむきはなるるもありがたう」(出典:源氏物語(1001‐14頃)鈴虫)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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