胸中に成竹有り(読み)きょうちゅうにせいちくあり

故事成語を知る辞典 「胸中に成竹有り」の解説

胸中に成竹有り

ものごとを始める前に、できあがるまでの見通しを立てておくこと。

[使用例] 胸中すでに成竹ある千ち々ぢ岩わは、さらに山木を語らいて、時々川島家に行きては、その模様を探らせ[徳冨蘆花*不如帰|1898~99]

[由来] 一一世紀の中国の文人、蘇そ軾しょくの文章の一節から。絵の描き方について、「竹を描くときには、一つ一つの節や葉から描いていくのでは、竹にはならない。『先まず成竹を胸中に得て(できあがった竹の姿を、先に心の中に思い浮かべて)』から筆を手にしなければならない」とあります。ここから、できあがりのイメージを持つことを「胸中に成竹有り」と呼ぶようになりました。

〔異形〕胸中の成竹/胸に成竹有り/成竹を胸中に得る。

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