胸開く(読み)ムネアク

デジタル大辞泉 「胸開く」の意味・読み・例文・類語

むね・く

心が晴れ晴れする。気分がよくなる。
「亡きあとまで、人の―・くまじかりける人の御おぼえかな」〈桐壺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胸開く」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 開(あ)

  1. 心が晴れる。気持がすっきりする。心配事などの心の重荷がなくなる。胸の隙あく。
    1. [初出の実例]「わが思ふには、いますこしうちまさりて、なげくらんと思ふに、いまぞむねはあきたる」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)

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