精選版 日本国語大辞典 「能登釜」の意味・読み・例文・類語 のと‐がま【能登釜】 〘 名詞 〙 能登(石川県)産の釜。[初出の実例]「宅常担二集諸国土産一、貯甚豊也、〈略〉能登釜」(出典:新猿楽記(1061‐65頃))「広き物之しなじな〈略〉大海の茶入口。のとがまのくち」(出典:仮名草子・尤双紙(1632)上)能登釜の補助注記「新猿楽記」の「釜」の字は「和名抄」に「釜」を「和名賀奈閉(カナヘ)一云末路賀奈倍(マロカナヘ)」とあるところからみて、「かなえ」と読んだ可能性もある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例