脛に疵持てば笹原走る(読み)すねにきずもてばささはらはしる

精選版 日本国語大辞典 「脛に疵持てば笹原走る」の意味・読み・例文・類語

すね【脛】 に 疵(きず)=持(も)てば[=持(も)って]笹原(ささはら)(はし)

  1. 身に後ろ暗いことがあると、笹のそよぐ葉音にもびくびくして小走りに逃げ足で行く。
    1. [初出の実例]「きついお気に懸り様だね、すねにきずをもって、ささわらをはしるとやら」(出典:洒落本・南閨雑話(1773)結ぶゑにしの体)

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ことわざを知る辞典 「脛に疵持てば笹原走る」の解説

脛に傷持てば笹原走る

すねをけがしていると、葉が傷を刺して痛むので、笹原を落ち着いて歩けずに急いで走って通る。後ろ暗いところのある者は、静かに落ち着いて世間を渡ることができないというたとえ。また、やましいところのある者は、笹のそよぐ葉音にもびくびくして小走りに逃げ足で行くとする解釈もある。

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