腐鼠(読み)ふそ

精選版 日本国語大辞典 「腐鼠」の意味・読み・例文・類語

ふ‐そ【腐鼠】

  1. 〘 名詞 〙 くさった鼠(ねずみ)。また、どぶねずみ。つまらないもの、卑しいもののたとえにもいう。
    1. [初出の実例]「搏風之翹高翔匿雲 腐鼠之餌呼留靡験」(出典万葉集(8C後)一七・四〇一五・左注)
    2. [その他の文献]〔列子‐説符〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む