腰押(読み)こしおし

精選版 日本国語大辞典 「腰押」の意味・読み・例文・類語

こし‐おし【腰押】

  1. 〘 名詞 〙
  2. けわしい坂道などを登るときに、うしろから人の腰を押して助けること。また、その人。
    1. [初出の実例]「腰押やかかる岩根の下もみじ〈其角〉」(出典:俳諧・雑談集(1692)上)
  3. 他人に力を添えること。主に悪いことについていう。
    1. [初出の実例]「悪性があったらば此の姑が悋気(りんき)の腰押」(出典浄瑠璃・鑓の権三重帷子(1717)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む