腰椎穿刺の禁忌・合併症

内科学 第10版 「腰椎穿刺の禁忌・合併症」の解説

腰椎穿刺の禁忌・合併症(脳脊髄液検査)

(3)腰椎穿刺の禁忌・合併症
 脳ヘルニア徴候ないし可能性があるときは,絶対的禁忌である.したがって,腰椎穿刺前に患者を十分診察しておく必要がある.穿刺部位の感染があれば,もちろん施行できない.
 腰椎穿刺後頭痛は,約半分の症例で認められる.穿刺部位からの髄液の漏れによる脳圧の低下が原因で,一種の牽引性頭痛と考えられている.悪心・嘔吐を伴い,鎮痛剤はあまり有効でなく,立位で増悪し,臥位で軽減する.ほぼ1週間持続する場合もある.[安東由喜雄]
■文献
Davson H, Welch K, et al: The Physiology and Pathophysiology of the Cerebrospinal Fluid, pp 247-267, pp 583-656, Churchill Livingstone, London, 1987.大石 実,他:神経内科臨床トレーニング.医学書院,東京,1991

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

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