腹不立(読み)ハラタテズ

デジタル大辞泉 「腹不立」の意味・読み・例文・類語

はらたてず【腹不立】

狂言和泉いずみは「不腹立」。信心深いなにがしがお堂を建立し、「腹立てずの正直坊」と名のる僧を住持に頼むが、試しに僧をからかうと腹を立てる。

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精選版 日本国語大辞典 「腹不立」の意味・読み・例文・類語

はらたてず【腹不立】

  1. 狂言。各流。堂守りを捜しに出た二人施主街道でにわか坊主に会い名を尋ねると、腹立てずの正直坊と答える。二人が、腹を立てないことはあるまいとさんざんになぶると、坊主はついに腹を立ててしまう。

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