精選版 日本国語大辞典 「和泉流」の意味・読み・例文・類語
いずみ‐りゅう いづみリウ【和泉流】
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狂言の流儀。宗家山脇(やまわき)和泉家は、室町中期に近江(おうみ)国(滋賀県)坂本に住んでいた佐々木岳楽軒(がくらくけん)を流祖とするが、のち摂津国(大阪府)の淀(よど)川河畔にあった鳥飼猿楽(とりかいさるがく)の狂言方になったらしい。同座衰微後、江戸初期に京都へ出て活躍していた宗家7世山脇和泉守(いずみのかみ)元宜(もとよし)が、同じく京都の有力な狂言方であった三宅藤九郎(みやけとうくろう)家と野村又三郎家を傘下に収めて流儀を確立、山脇和泉家と野村家は尾張(おわり)徳川藩の、三宅家は加賀前田藩の禄(ろく)を受けながら禁裏御用も勤めたが、江戸時代を通じ流勢は京坂、名古屋、金沢、および野村家の弟子家があった熊本に限られていた。明治維新後、東京遷都に伴い、禁裏御用の流儀であった縁により三宅藤九郎家をはじめとし、山脇和泉家ほか各地の名家も東京に集まったが、多くは後継が絶えた。東京の和泉流は、金沢から上った三宅家の弟子筋である5世野村万造(隠居名、萬斎(まんさい))の長男6世野村万蔵(まんぞう)と次男で師家を継いだ9世三宅藤九郎の門葉が独占し、それぞれの流れをくむ後継者が活躍している。ほかの地では名古屋に同地和泉流の伝統を守る狂言共同社、金沢に北陸狂言会がある。
[小林 責 2019年2月18日]
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