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膵囊胞 すいのうほうpancreatic cysts

世界大百科事典 第2版の解説

すいのうほう【膵囊胞 pancreatic cysts】

膵臓に内腔をもった腫瘤ができる疾患の総称。病理学的立場から,囊胞の内壁が上皮でおおわれる真性囊胞と上皮がない仮性囊胞に分けられる。真性囊胞には,先天性囊胞や腫瘍性囊胞,膵石症や炎症などによる管の閉塞によって生じた貯留囊胞,寄生虫性囊胞などが含まれる。仮性囊胞は膵炎後や交通外傷,腹部手術後による膵損傷などによって生じるもので,頻度的には仮性囊胞のほうが圧倒的に多い。症状としては,ふつう腹痛や腹部腫瘤がみられるが,2次感染などの合併により発熱や黄疸も生じる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の膵囊胞の言及

【膵臓】より

…外分泌の障害が起こる病気には膵炎膵癌がある。膵炎には急性膵炎と慢性膵炎があり,炎症のあとに囊胞をつくって膵囊胞として認められることがある。慢性膵炎のなかには膵管の中に結石が沈着した膵石症といわれるものがある。…

※「膵囊胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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