膾に作る(読み)なますにつくる

精選版 日本国語大辞典 「膾に作る」の意味・読み・例文・類語

なます【膾】 に 作(つく)

  1. 魚介獣肉などをきざんで膾にする。
    1. [初出の実例]「魚入らずして、鹿入りき。此を取て鱠(なます)に作(つく)り、食(お)したまふ」(出典播磨風土記(715頃)讚容)
  2. 細かく切りきざむ。切りさいなむ。
    1. [初出の実例]「御女(むすめ)を、目の前に生きながらなますにつくり」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android