臘八接心(読み)ロウハチセッシン

デジタル大辞泉 「臘八接心」の意味・読み・例文・類語

ろうはち‐せっしん〔ラフハチ‐〕【×臘八接心】

仏語釈迦成道じょうどうを記念して、陰暦12月1日から8日の朝まで昼夜寝ずに座禅すること。禅宗の主要行事。 冬》

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精選版 日本国語大辞典 「臘八接心」の意味・読み・例文・類語

ろうはち‐せっしんラフハチ‥【臘八接心】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。禅寺臘八の釈尊成道を記念して、一二月一日から八日の朝まで、昼夜寝ずに坐禅すること。《 季語・冬 》

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世界大百科事典(旧版)内の臘八接心の言及

【雲水】より

…1年を雨安居(うあんご)(夏安居)と雪安居(冬安居)の2期に分け,その間月に1回程度接心(せつしん)(摂心。一定期間ひたすら座禅をすること)が設けられ,また12月1日から8日朝までは臘八接心(ろうはつせつしん)と称し,昼夜を通して座禅する。開静(かいじよう)(起床)から開枕(かいちん)(就寝)までの雲水の行動は,すべて鳴らし物(柝木(たく),雲版(うんぱん),鐘,法鼓(ほつく)等)で合図され,迅速に行われる。…

【成道会】より

…毎年12月8日に行われ,灌仏会涅槃会とともに〈三仏会〉と称し,釈迦の三大法会として重んじられる。禅宗の大寺では12月1日から8日の朝まで7日間不眠不休の座禅が行われるが,これを臘八会(ろうはちえ∥ろうはつえ)または成道会と称し,臘八接心(せつしん)ともいう。臘八とは臘月(12月)8日の意。…

※「臘八接心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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