臥し丈(読み)フシタケ

デジタル大辞泉 「臥し丈」の意味・読み・例文・類語

ふし‐たけ【×臥し丈/×臥し長】

臥したときのからだの長さ。
「―いさごに半ば埋づまれたりけるに」〈今昔三一・一七〉
蛇がとぐろを巻いたときの高さ。
「―は五、六尺跡枕あとまくらべは十四、五丈もあるらんとおぼゆる大蛇にて」〈平家・八〉

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精選版 日本国語大辞典 「臥し丈」の意味・読み・例文・類語

ふし‐だけ【臥丈・臥長】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 臥したときのからだの長さ。
    1. [初出の実例]「其の死人の長(たけ)五丈余也けり。臥長砂に半ば被埋たりけるに」(出典今昔物語集(1120頃か)三一)
  3. 蛇がとぐろを巻いたときの高さ。
    1. [初出の実例]「蛇の臥長一抱許なる」(出典:今昔物語集(1120頃か)二六)

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