すごろくや丁半賭博(ちょうはんとばく)で、2個のさいころの目が3と1になること、あるいは、めくりかるたで一の札(ピン)が3枚になることをいう。また江戸時代には、下級侍の三一侍を略して三一ともいう。身分の低い侍や若党の1年の扶持(ふち)が3両1分であったところからこの卑称があるとも、渡り奉公の中間(ちゅうげん)は年給3両一人扶持(日に5合の玄米)であったことに由来するとも、諸説がある。のちには「さんぴん野郎」といった、相手を侮っていうことばとして使われた。また、遊興費が夜は400文、昼は600文の下等娼家(しょうか)であった四六見世(みせ)を三一長屋ともいう。賽(さい)の目の4と6の裏がそれぞれ3と1であるところからこの異称があったといわれる。
[棚橋正博]
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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