自他不二(読み)じたふに

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自他不二」の意味・わかりやすい解説

自他不二
じたふに

大乗仏教用語。自己他人とは別人でありながら,しかも不二の存在であるという考え方。およそこの世でだれにとっても,最もいとしいものは,おのれ自身であるが,他人にとっても同様である。ゆえに自己を愛する者は他人を愛し守る者でなければならないと考える。仏もまた衆生を自己と等しい者と考え,衆生の苦悩するとき,仏もまた苦悩し,苦悩から解放し救いたいと考える。救済観念は自他不二の考えが根底となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む