自働算盤パテント・ヤズ・アリスモメトール(読み)じどうそろばんきかいしきたくじょうけいさんきぱてんとやずありすもめとーる

事典 日本の地域遺産 の解説

自働算盤(機械式卓上計算機) パテント・ヤズ・アリスモメトール

(福岡県北九州市小倉北区城内4-1 北九州市立文学館)
機械遺産指定の地域遺産〔第30号〕。
矢頭良一(やず・りょういち,1878-1908)は飛行機研究の傍ら1902(明治35)年に「自働算盤」を発明、1903(明治36)年特許を得て販売した。我が国最初の機械式計算機で、国産の計算機利用の先駆けとなった。森鴎外小倉日記」には、飛行機研究の援助を求めるために、計算機の模型を持って鴎外を訪れたことが紹介されている

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android