自動警戒管制組織(読み)じどうけいかいかんせいそしき(英語表記)Base Air Defense Ground Environment; BADGE

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自動警戒管制組織」の意味・わかりやすい解説

自動警戒管制組織
じどうけいかいかんせいそしき
Base Air Defense Ground Environment; BADGE

レーダ,データ分析コンピュータ,指揮コントロール装置などで航空機などの探知識別を自動的に行なう航空自衛隊の防空システム。バッジシステムともいう。2009年から弾道ミサイル対処機能を搭載した,自動警戒管制システム JADGE; Japan Aerospace Defense Ground Environmentに引き継がれた。探知,識別のほか,迎撃のための防空戦闘機ミサイル発進,コントロールする機能も備えている。地上固定システムのほか,トレーラによる機動型,航空機に一部の機器を積む空中警戒システムもある。1969年から運用が開始されたのち,近代化のため,1989年に新バッジシステムへ,2009年 JADGEに移行した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android