探知(読み)タンチ

精選版 日本国語大辞典 「探知」の意味・読み・例文・類語

たん‐ち【探知】

  1. 〘 名詞 〙 さぐりかぎつけること。様子をしらべだすこと。
    1. [初出の実例]「深く我機密を匿して反て彼の胸算を探知し」(出典:明六雑誌‐一〇号(1874)真為政者の説〈杉亨二〉)
    2. 「どうして此秘密を御探知になったんです」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三)
    3. [その他の文献]〔韓非子‐難言〕

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普及版 字通 「探知」の読み・字形・画数・意味

【探知】たんち

さぐり知る。〔李衛公問対、上〕太宗曰く、高麗、數(しばしば)新羅す。(われ)はし(さと)すも、詔を奉ぜす。將(まさ)に之れを討たんとす、如何と。曰く、蓋(高麗の軍務相)を探知するに、自ら兵を知るを恃(たの)む。故に命にへり。

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