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自民党派閥 じみんとうはばつ

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知恵蔵2015の解説

自民党派閥

自民党の派閥は、衆院の選挙区が原則として3〜5人だった中選挙区制度の影響から、主要5派閥の時代が続いてきた。しかし、小選挙区比例代表並立制による総選挙が1996年、2000年、03年、05年と4度行われたことによって、派閥は大きく変化している。派閥独自の資金集めは難しくなり、内閣や党役員の人事も小泉政権下では派閥推薦が行われなくなって、派閥の機能は大きく低下している。自民党の派閥は、田中角栄が作り上げた田中派に代表されるが、その流れを受け継ぐ小渕派は、小渕恵三の死去を受けて橋本龍太郎元首相が派閥会長に就任、橋本派となった。中央省庁OBを中心とした族議員が多く、選挙に強いことから、長く最大派閥の地位を維持してきた。「一致団結」がこの派閥の売り物でもあった。派閥の機能には人事、カネ、政策研究などがある。このうちカネについては、度重なるスキャンダル政治資金規正法の改正などを受けて、派閥独自で巨額の資金を配ることは難しくなった。政策研究は党の政務調査会が中心となっているうえ、派閥横断的な研究会が次々にできており、派閥に結集するありがたみは薄れてきている。内閣・党役員人事での派閥単位の割り振りが残っていることが派閥の大きな存在理由となっているが、省庁再編で閣僚ポストが少なくなってきたうえ、小泉首相が脱派閥を掲げたこともあって、人事での派閥の影響力も低下している。

(星浩 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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