自然イリジウム(読み)しぜんイリジウム

最新 地学事典 「自然イリジウム」の解説

しぜんイリジウム
自然イリジウム

iridium

化学組成Irの鉱物。立方晶系,空間群Fm3m, 格子定数a0.38394nm, 単位格子中4分子含む。銀白色金属光沢。硬度6~7,比重17~22。砂鉱中に産する。またある種の超苦鉄質岩ないし苦鉄質深成岩中に産するものは,他の白金族元素鉱物と密接に共存することが多い。1991年白金族元素鉱物の定義が改められ,一つの相について,結晶系が同一であるかぎり,最高の含量を示す元素名だけがその鉱物名として用いられるようになった。そのため,従来のオスミリジウム,ルテイリドスミウム,ルテノスミリジウムはすべて自然イリジウムと呼ばれることとなった。命名は元素名にちなむ。イリジウムの語源は,その化合物の色が多彩であることから,ギリシア語で「七色の彩色」を意味するiridosに由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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