至り深し(読み)イタリフカシ

デジタル大辞泉 「至り深し」の意味・読み・例文・類語

いたふか・し

思慮が深い。心づかいが行き届いている。
「―・き御心にて、もしかかる事もやと思すなりけり」〈野分
造詣ぞうけいが深い。
「言の葉筆づかひなどは、人より殊になまめかしく、―・う見えたり」〈須磨
深い趣がある。
「(明石ノ浦ハ)何の―・きくまはなけれど」〈若紫

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