精選版 日本国語大辞典 「船中条目」の意味・読み・例文・類語 せんちゅう‐じょうもく‥デウモク【船中条目】 〘 名詞 〙 江戸時代、寛文一三年(一六七三)に幕府が御城米積船の船頭以下乗組員に対して、回航中に守るべき船中心得を箇条書にして規定したもの。不正行為の禁止、火の用心、賭博の禁止、私荷物の積込み禁止、長逗留の禁止などをきめ、違反者には厳罰をもってのぞむことを申渡した。船中掟書。船中法度書。[初出の実例]「船中条目之儀は、差配人共より船頭え相渡、船之艫之間に為レ張申候」(出典:竹橋余筆別集(1800)一一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例