形体(読み)けいたい

精選版 日本国語大辞典 「形体」の意味・読み・例文・類語

けい‐たい【形体】

〘名〙 物事かたち。かたちをそなえたもの。単に外形の意にも用いるが、形態①と同様の意にも用いる。また、人間のからだつきについていうこともある。
文華秀麗集(818)中・答澄公奉献詩〈嵯峨天皇〉「形体風塵隔。威儀律範開」
蘭東事始(1815)上「苟も医の業を以て互に主君主君に仕る身にして、其術の基本とすべき吾人の形体の真形を知らず」 〔荘子‐在宥〕

ぎょう‐たい ギャウ‥【形体】

〘名〙 (「きょうたい」とも) 仏語姿形身体。姿。けいたい
※栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)上「此の歌即ち是れ如来の真の形体也」

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デジタル大辞泉 「形体」の意味・読み・例文・類語

けい‐たい【形体】

物事のかたち、ありさま。人間のからだつきについてもいう。
「神道稍々―を為す者あり」〈田口日本開化小史

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普及版 字通 「形体」の読み・字形・画数・意味

【形体】けいたい

形状。また、からだ。〔淮南子、精神訓〕夫(そ)れなるは、天に受くるなり。而して形體なるは、地に稟(う)くるなり。

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