船楽(読み)フナガク

デジタル大辞泉 「船楽」の意味・読み・例文・類語

ふな‐がく【船楽】

船の中で音楽を演奏すること。また、その音楽。
「新しく造られたる船ども、さし寄せさせて御覧ず…。―いとおもしろし」〈紫式部日記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「船楽」の意味・読み・例文・類語

ふな‐がく【船楽】

  1. 船楽〈駒競行幸絵巻〉
    船楽〈駒競行幸絵巻〉
  2. 〘 名詞 〙 楽人が船に乗って音楽を奏すること。また、その音楽。船の楽。
    1. [初出の実例]「その日、あたらしく造られたる船ども、さし寄せさせて御覧ず。〈略〉ふなかくいとおもしろし」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一〇月一六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android