船盛(読み)ふなもり

精選版 日本国語大辞典 「船盛」の意味・読み・例文・類語

ふな‐もり【船盛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 伊勢海老や魚の刺身を、高く盛り上げる盛り付け方。船積み。舟の形の器を用いたりもする。
    1. 船盛<b>①</b>〈節用料理大全〉
      船盛節用料理大全
    2. [初出の実例]「御引物〈略〉ゑび ふなもり」(出典:文祿三年卯月八日加賀之中納言殿江御成之事(1594))
  3. 人を船に配分すること。
    1. [初出の実例]「海老の船盛の事。料理の物なるべし」(出典:四条流庖丁書(1489))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android