船競ふ(読み)フナギオウ

デジタル大辞泉 「船競ふ」の意味・読み・例文・類語

ふな‐ぎお・う〔‐ぎほふ〕【船競ふ】

[動ハ四]船をこぎきそう。
「船めて朝川渡り―・ひ夕川渡る」〈・三六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「船競ふ」の意味・読み・例文・類語

ふな‐ぎお・う‥ぎほふ【船競】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 船を漕ぎきそう。きそって漕ぐ。
    1. [初出の実例]「布奈芸保布(フナギホフ)堀江の川の水際に来居つつ鳴くは都鳥かも」(出典万葉集(8C後)二〇・四四六二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android