船路村(読み)ふなじむら

日本歴史地名大系 「船路村」の解説

船路村
ふなじむら

[現在地名]徳地町大字船路

佐波川の上流域に広がる山間地で、日暮ひぐれヶ岳の南西に位置する。北は野谷のたに、東は三谷みたに、西は仁保上郷にほかみごう(現山口市)、南は引谷ひくたに八坂やさかの各村と接する。村のほぼ中央を佐波川が南流し、村内を流れる奥河内おくごうち川・宮河内みやごうち川を合流する。集落は川沿いに点在する。萩藩領で徳地宰判に属した。

元徳二年(一三三〇)二月付の周防阿弥陀寺文書(「寺社証文」所収)に「船地村下庄内」とみえる。近世初期は下徳地しもとくじの一部であったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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