上河内(読み)かみかわち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「上河内」の意味・わかりやすい解説

上河内
かみかわち

栃木県中部、河内郡にあった旧町名(上河内町(まち))。現在は宇都宮市(うつのみやし)の北部に位置する地域。旧上河内町は1994年(平成6)町制施行。2007年(平成19)宇都宮市に編入。国道293号が通じる。旧町域の北縁、東縁を流れる鬼怒(きぬ)川がつくる沖積地には、文禄(ぶんろく)年間(1592~1596)に開削された逆木用水(さかさぎようすい)で灌漑(かんがい)される水田が広がる。西部は梵天祭(ぼんてんまつり)(羽黒山神社例祭、11月)で有名な羽黒山(458メートル)を含む丘陵地域。産業の中心は、米作畜産を中心とする農業であるが、市の中心部市街地への通勤者が年々増加している。特産としてユズがあり、今里のユズ園がつくられている。関白(かんぱく)地区で行われる天下一関白神獅子舞(ししまい)は県指定無形民俗文化財。

[櫻井明久]

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百科事典マイペディア 「上河内」の意味・わかりやすい解説

上河内[町]【かみかわち】

栃木県中央部,河内郡の旧町。1994年町制。宇都宮市の北東部に接し,鬼怒川中流部西岸に位置する。米麦中心の農業を主とし,ユズやビニルハウスによる野菜栽培も行われ,宇都宮市などへ出荷されている。近年工場も進出し,宇都宮市への通勤者も増加している。北部の羽黒山上にある羽黒山神社の11月の秋祭には,勇壮な梵天奉納が行われ,観光客でにぎわう。2007年3月,河内郡河内町と宇都宮市へ編入。56.90km2。9545人(2005)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上河内」の意味・わかりやすい解説

上河内
かみかわち

栃木県中部,宇都宮市北部の旧町域。足尾山地北東端の丘陵から鬼怒川右岸の平地にある。 1955年羽黒村,絹島村が合体して上河内村となり,1994年町制。 2007年宇都宮市に編入。米作と畜産が主で,北部の丘陵地からカオリンが採掘される。羽黒山 (458m) に羽黒山神社がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「上河内」の意味・わかりやすい解説

上河内 (かみかわち)

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