徳地町(読み)とくじちよう

日本歴史地名大系 「徳地町」の解説

徳地町
とくじちよう

面積:二八八・三九平方キロ

佐波川の上流一帯に広がる山間の町。北は阿武あぶ阿東あとう町、西は山口市、南は防府ほうふ徳山新南陽の各市、東は都濃つの鹿野かの町と接する。町域内には牛頭ごず山・日暮ひぐれヶ岳・高鉢たかはち山・土田つちだヶ岳・狗留孫くるそん山・白石しらいし山などの標高五〇〇メートルを超える山が立ち並ぶ。これら諸山を分水嶺とする三谷みたに川・枡谷ますたに川・野谷のたに川・引谷ひくたに川が流れ、ほぼ中央を南流する佐波川に合流する。町の南部を国道三七六号がほぼ東西に通ずる。

町は農業を主とするが、町域内の九割ほどが山林で、国有林と公有林がその四割ほどを占めており、私有林は零細で分散的であるが、農業に次いで林業が大きな位置を占める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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