良鳥(読み)よいとり

精選版 日本国語大辞典 「良鳥」の意味・読み・例文・類語

よい【良】 鳥(とり)

  1. だまされやすい人。人のよさそうな人物。「よい鳥がかかる」の形で、待ち構えている所へ、ちょうどよい相手がやってきた時にいう。
    1. [初出の実例]「京にこそ妾(てかけ)はあれと諸国よりみたてにくる。よい鳥がかかれば、ぎゃうさんな仕合」(出典浮世草子・好色貝合(1687)上)
  2. 豪遊する客。大尽
    1. [初出の実例]「よいとりとは、大尽のこと」(出典:新撰大阪詞大全(1841))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android