色の物(読み)いろのもの

精選版 日本国語大辞典 「色の物」の意味・読み・例文・類語

いろ【色】 の 物(もの)

  1. にび色のもの。喪服
    1. [初出の実例]「いろのものなどして、たたむ月のほどには、よのまはしのびてまゐり侍らん」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲上)
  2. 醤油(しょうゆ)異称
    1. [初出の実例]「むらさき物悦候て給はりて候〈略〉これも又いろの物のおし候べく候時に、返々悦申候はんと」(出典金沢文庫古文書‐(年月未詳)(室町)氏名未詳書状(六・四八三四))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android