芝摺(読み)シバズリ

デジタル大辞泉 「芝摺」の意味・読み・例文・類語

しば‐ずり【芝×摺】

よろい草摺くさずりの最も下の板。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「芝摺」の意味・読み・例文・類語

しば‐すり【芝摺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 当世具足草摺(くさずり)の最下の板。菱縫(ひしぬい)の板の異称。
  3. 野袴(のばかま)などの露紐(つゆひも)を通した裾口。
    1. [初出の実例]「蛇のきぬかけし薄のみだれ哉〈暁台〉 裾かいなぐる芝摺の露〈臥央〉」(出典:俳諧・秋の日(1772))
  4. 五幅横矧きの幕の裾の下段。しばうち。
    1. [初出の実例]「芝摺(スリ)と地の上の間三寸にうつ也〈略〉軍陣の時は芝打と云(いふ)。常のは芝摺(スリ)といふなり」(出典甲陽軍鑑(17C初)品四四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android