芥子本(読み)ケシボン

デジタル大辞泉 「芥子本」の意味・読み・例文・類語

けし‐ぼん【×芥子本】

江戸時代に版行された、小説童話などの小形の本。5、6枚から12、3枚じを一部とした。豆本

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精選版 日本国語大辞典 「芥子本」の意味・読み・例文・類語

けし‐ぼん【芥子本】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代の版本一種で、最も形の小さい本。五、六枚から一二、三枚綴(とじ)を一部とする。小説や童話などの本。豆本(まめほん)

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世界大百科事典(旧版)内の芥子本の言及

【豆本】より

愛書趣味的な本が多い。日本でも〈豆本〉のほか中国渡来の巾箱(きんそう)本,袖珍(しゆうちん)本,寸珍本などの呼称があり,江戸時代の雛(ひな)本,芥子(けし)本などの称がある。どれほどの大きさのものを指すかについてはかなり幅があり,たとえば袖珍本は〈袖に入れて持ち歩ける本〉ということで,英語のpocket book(ポケット判)にあたり,文庫本,新書判はこれに該当する。…

※「芥子本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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