花ノ木村(読み)はなのきむら

日本歴史地名大系 「花ノ木村」の解説

花ノ木村
はなのきむら

[現在地名]入間市花ノ木

中神なかがみ村の西、加治かじ丘陵南麓にある。西は下谷しもやぬき村。南寄りをかつら(現霞川)が東流し、丘陵南麓を根通ねどおり道、南部台地を青梅道が東西に通る。現坂戸市大福だいふく寺蔵の懸仏の銘に「武州高麗郡葛□□花木宮 天正七年己卯九月吉日施主妙泉坊」とあり、「花木宮」の所在地は当村に比定されるか。入間郡金子かねこ領に属した(風土記稿)。田園簿では田一八石余・畑七四石余、幕府領(一〇石余)・旗本樋口領(五〇石)・同須田領(三三石)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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