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花川戸助六 はなかわどの すけろく

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

花川戸助六 はなかわどの-すけろく

?-? 江戸時代前期の侠客(きょうかく)。
江戸浅草の花川戸にすみ,男気で名だかかったとつたえられるが,実在したかどうかはさだかでない。歌舞伎では曾我五郎の仮の姿として定着し,江戸町人の理想像とされる。

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朝日日本歴史人物事典の解説

花川戸助六

江戸前期の侠客ともされるが,虚構上の人物。歌舞伎で有名な助六の実説については定説はない。上方に流行った万屋助六心中の一中節が,のちに江戸で流行し江戸の男達に脚色したというのが一般的である。江戸説では花川戸の侠客助六が吉原三浦屋の遊女揚巻となじんだが,揚巻の客田中三右衛門と仲ノ町で喧嘩をしたというものである。花川戸に助六という侠客がいたという記録がなく,大口屋治兵衛モデルという説などがある。「助六所縁江戸桜」は歌舞伎十八番のひとつとなっている。

(梅崎史子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典内の花川戸助六の言及

【助六】より

…さらに義太夫節《万屋助六二代(かみこ)》(1735),《紙子仕立両面鑑》(1768)が成立,上方系心中狂言の主人公として定着し,〈助六心中物〉の系譜をつくった。(2)花川戸助六 江戸浅草山の宿に米問屋(また魚問屋とも)大捌助八(また戸沢助六)という男達(おとこだて)があったと伝えられる(《雲萍(うんぴよう)雑志》《実事譚》《遊歴雑記》など)。上方の巷説が江戸にもたらされ,合して江戸の〈助六劇〉が成立,1713年(正徳3)4月山村座《花館愛護桜(はなやかたあいごのさくら)》で2世市川団十郎が助六に扮して初演された。…

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