花漆(読み)ハナウルシ

デジタル大辞泉 「花漆」の意味・読み・例文・類語

はな‐うるし【花漆】

油分をまぜた上塗り用の漆。器物面に光沢を出すために用いる。花塗り漆。塗り立て漆。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「花漆」の意味・読み・例文・類語

はな‐うるし【花漆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はなぬりうるし(花塗漆)
    1. [初出の実例]「花漆こやぬる人のなかりけるあな腹黒の君が心や〈よみ人しらず〉」(出典:二度本金葉(1124‐25)恋下)
  3. うるしの花。《 季語・夏 》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android